朝の3分のヨガで体も心も目覚める!アーユルヴェーダ的「太陽礼拝」のすすめ

アーユルヴェーダ

朝の時間、どのように過ごしていますか?

「なんとなくだるい」
「頭がぼーっとする」
「胃腸が重い」…

そんな朝を過ごしているなら、
1日3分、自分のからだと向き合う時間を
作ってみましょう。

ヨガの基本動作である
太陽礼拝(スーリヤ・ナマスカーラ)

体のつまりをほどき、呼吸を整え、
消化力を高めてくれる朝にぴったりの習慣。
アーユルヴェーダの知恵にもかなったこの動きは、
心と体を“自然なリズム”に戻してくれます。


◆ 太陽礼拝とは?簡単に始められる動く瞑想

太陽礼拝は、12のポーズを呼吸とともに
流れるようにつなげていくヨガの連続動作。

1セット3分程度で終わるため、
忙しい朝でも取り入れやすいのが魅力です。

「マッサージを月に一度受けるより、
毎日5分自分で動かす方が、体の柔軟性を育てられる」
とも言われるように、

継続することで体の中に“通り道”ができてきます。
血流やリンパの流れが良くなり、
冷えやだるさも少しずつ改善されていきます。


◆ 朝に体を動かすことで「からだ」と「こころ」の詰まりがとれる

アーユルヴェーダでは
朝の時間帯はカパ(重・冷・湿)のエネルギーが優勢
体も気分も重たくなりがちです。

そこに軽い運動を取り入れると、
体に熱が生まれ、巡りが始まります。

特に太陽礼拝は、

  • 血流を促し、酸素と栄養を全身に運ぶ
  • 筋肉を伸ばして神経伝達をスムーズにする
  • 呼吸を深め、思考をクリアに整える
  • 消化力(アグニ)を高め、老廃物の排泄を促す

といった多くの恩恵をもたらします。

胃腸に停滞していた未消化物(アーマ)が
排出されやすくなり
肌の調子や気分の軽さにもつながります。


◆ 運動は「痩せるため」だけじゃない!痩せすぎ体質にも必要

運動というと「ダイエット」のためと思われがちですが
痩せすぎている人にも太陽礼拝はおすすめです。

痩せすぎの人に多いのが「低体温」と「筋力不足」。

これは消化力の低下とも深く関係しています。
運動によって筋肉が増え、体温が上がると、
食事から得られる栄養素の吸収力も高まり、
自然と体が整っていくのです。

つまり、太陽礼拝は「体質改善の土台」を
つくる優しいセルフケア
でもあります。


◆ 激しすぎる運動はNG!アーユルヴェーダ的「ちょうどいい運動量」

アーユルヴェーダでは、
「過度な運動は心身に悪影響を与える」と考えられています。

激しすぎる運動は、体に活性酸素を生み出し、
それが老化や病気の原因になります。

たとえば活性酸素は、細菌やウイルスを倒す力がありますが、
増えすぎると健康な細胞やDNAまで傷つけてしまいます。

▼ 以下のようなサインが出たら運動を中止して

  • 口が自然と開いて呼吸が荒くなる
  • 心臓がドキドキして早くなる
  • 額や脇、鼻、手足から汗が噴き出る
  • 口の中が乾いて喉が渇く

これらは「これ以上はやりすぎ」
という体からのサインです。

会話ができる程度の余裕のある運動量が、
健康と長続きのコツです。


◆ 太陽礼拝では「呼吸」が主役

どんなにポーズが上手でも、
呼吸が止まってしまっていては意味がありません。
呼吸は体と心をつなぐ“架け橋”。

だからこそ、太陽礼拝を行うときは
呼吸を最も大切にしてください。

▶ 鼻呼吸で、できるだけ深く、静かに。

太陽礼拝では、鼻呼吸を保ちながら、
できるだけ深く、静かな呼吸を
意識してからだを動かしましょう

呼吸と動きを合わせることで、
内臓がやさしくマッサージされ、
自律神経が整い、心が落ち着いてきます。

とくに「吐く息」を意識すると、
体に溜まった緊張や感情の滞りを
外に出すことができます。


◆ まとめ:朝3分の太陽礼拝が、あなたの体質を変えていく

太陽礼拝は、運動が苦手な人でも始めやすく、
心身のバランスを整えてくれる習慣です。

アーユルヴェーダの観点から見ても、
無理なく、継続しやすい理想的なセルフケアです。

  • からだの詰まりや冷えを改善
  • 消化力が高まり、老廃物の排出を促進
  • 痩せ体質や低体温の改善
  • 無理なく続けられ、朝のスタートをスムーズに

毎朝3分の習慣で、
体も心もリズムよくめぐり出します。

今日から、太陽のエネルギーとともに、
自分を迎える時間をつくってみませんか?

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