はじめに:借金生活から大逆転したHさんの一言が、私の人生を変えた
「お金のことや仕事の成功も、
すべて人間関係の上に成り立ってる。
だからまず読むべきは
この“人間関係”の本なんだよ」
これは、かつて借金生活から立ち直り、
今では真の豊かさを体現している
Hさんが私にかけてくれた言葉です。
彼が真っ先にすすめてくれたのが
『ユダヤ人大富豪の教えIII』(著:本田健)。
正直、「人間関係の本?」と
最初は拍子抜けしたのを覚えています。
でも読んでみて衝撃を受けました。
この本は単なるコミュニケーションのコツや
処世術の話ではありませんでした。
人生を根底から変える
「関係性の真理」―
―魂が震えるようなレッスンが、
物語を通して語られていたのです。
『ユダヤ人大富豪の教えIII』とは?
この本は、青年ケンとユダヤ人大富豪ゲラー氏
との対話形式で進む“人生の学びの物語”。
シリーズ3作目となるこの巻では、
「人間関係」がテーマです。
登場するのは、
人生を変える8つのレッスン。
心理学、感情、家族、ライフワーク、
引き寄せの法則
一見バラバラに見えるテーマが、
「人間関係の質」と
深く結びついていることに
気づかされます。
その中でも特に印象に残ったのが、
「人間関係のダンス」という言葉です。
無意識のダンスを踊っていませんか? ― 人間関係のダンスとは
私たちは普段、
家族・恋人・友人・職場の人などと
「同じパターン」で
関わり続けていませんか?
『ユダヤ人大富豪の教えIII』では、
これを「人間関係のダンス」と呼んでいます。
つまり、無意識のうちに
繰り返される関係性のパターンです。
そしてこの“ダンス”には、
次の4つの人間特性が関係しているといいます。
4つの人間関係タイプ ― 自分と相手を知るマトリックス
人の特性は、
以下の2軸から成り立つ
マトリックスによって分類されます:
- 縦軸:ポジティブ ⇔ ネガティブ
- 横軸:自立 ⇔ 依存
この軸をクロスさせることで、
次の4つのタイプが生まれます:
自立 | 依存 | |
---|---|---|
ポジティブ | コントローラー(支配者) | ヘルパー(助け手) |
ネガティブ | エスケーパー(逃避者) | パッセンジャー(依存者) |
それぞれのタイプの
特徴を見ていきましょう。
① コントローラー(支配者)
ポジティブ × 自立
- 特徴:自信があり、リーダー的。決断力がある。
- 課題:他人をコントロールしようとしてしまい、支配的になる。
- 口癖:「ちゃんとしなきゃ」「私がやる」
② ヘルパー(助け手)
ポジティブ × 依存
- 特徴:人の役に立ちたい、愛情深い。献身的。
- 課題:他人を優先しすぎて、自分を犠牲にしやすい。
- 口癖:「私がやらなきゃかわいそう」「あなたのためを思って」
③ エスケーパー(逃避者)
ネガティブ × 自立
- 特徴:冷静で感情を見せない。距離を保ちたがる。
- 課題:深い関係が築けず、孤立しがち。
- 口癖:「どうでもいい」「関係ない」
④ パッセンジャー(依存者)
ネガティブ × 依存
- 特徴:自信がなく、他人に依存する。被害者意識を持ちやすい。
- 課題:受け身で、責任を他人に委ねがち。
- 口癖:「どうせ私なんて」「なんで私ばかり」
ダンスが起こる「対極の関係」
このマトリックスの中で特に摩擦が生まれやすいのは、
対極に位置する関係性です。
- コントローラー × パッセンジャー
→ 支配したい側と、支配されやすい側。共依存に陥りやすい。 - ヘルパー × エスケーパー
→ 助けたい側と、感情を避けて逃げたい側。報われない愛の繰り返し。
こうした関係は、
一見正反対に見えて、
実は「内なる傷」や「思い込み」を
反映し合っているともいえます。
中心から離れるほど、振り回される人生に
本書では、
マトリックスの「中心」に近づくことが、
バランスの取れた“自由な人間関係”への鍵だとされています。
偏ったタイプに無自覚なまま生きると、
自分も相手も苦しめる
“ダンス”を繰り返すことになるのです。
どうすれば自由になれるのか?
答えは一つ――
「自分に意識的になること」
- 自分がどのタイプなのかを知る
- 無意識の反応ではなく、「選択」を意識する
- 自分のトラウマや痛みに向き合い、
他人への共感力を育てる
このプロセスを経て初めて、
人間関係は「コントロールされるもの」
から「創造できるもの」へと
変わっていきます。
読後の変化:人間関係が「理解できるもの」に
私自身、この本を読んだあと、
家族や職場の関係が驚くほどラクになりました。
「なぜあの人とだけうまくいかないのか」
「なぜ繰り返し同じ問題が起こるのか」
その答えが、「関係性の構造」にあると知った瞬間、
人間関係が「理解できるもの」へと変わったのです。
まとめ:人間関係はスキルではなく“学び”だった
『ユダヤ人大富豪の教えIII』は、
単なる自己啓発本ではありません。
それは、「人とのつながり方」=
人生そのものを見つめ直す、
深い“魂の学び”の書です。
人間関係に悩んでいる方、
}もっと豊かな人生を送りたい方へ――
まずはこの一冊から始めてみてください。
最後に、あなたへの問いかけ
あなたは、
どんな「人間関係のダンス」
を踊っていると感じますか?
あなたの大切な人は、
どのタイプに当てはまりそうですか?
気づいた瞬間から、
人生は少しずつ変わり始めます。
その第一歩を、
この本と共に踏み出してみてください。
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