──茅の輪くぐり、ユハンヌス、ストーンヘンジ…不思議な共通点
こんにちは。
皆さんは「夏至の日」って、どんなイメージがありますか?
1年のうちで、太陽がいちばん高くのぼる日。
昼がいちばん長くて、太陽のエネルギーが満ちあふれるとき──。
実は世界中で、
この**「夏至の日」に共通する儀式**が行われているんです。
しかも不思議なことに、
どこも共通して「輪」や「回転」がキーワードになっているんですよ。
日本では「茅の輪くぐり」
まず、日本で夏至の頃に行われるのが
「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」。
神社の境内に、大きな茅(ちがや)で作った輪が設置されます。
人々はその輪を、左→右→左と「8の字」にくぐっていきます。
この「8の字」って、実は**無限大(∞)**の形なんですね。
- 古くから「厄を払う」「心身を清める」とされていて
- 茅の植物には邪気を祓う力があるとも言われています
くるっと回って、輪をくぐる。
それだけで気持ちがスッキリするのは、
体とエネルギーを整える効果があるからかもしれません。
フィンランドでは「ユハンヌスの火祭り」
遠く北欧・フィンランドでも、
夏至の頃に「ユハンヌス(Juhannus)」というお祭りがあります。
こちらは大自然の中で行われる火のお祭り。
湖畔や森で**大きな焚き火(ユハンヌスコッコ)**を焚いて、
家族や友人と火を囲んで夜を過ごすんです。
- 火を見つめることで「精霊とつながる」と信じられています
- 村によっては「火の輪を跳び越える」風習もあって、
これは魔除けや幸運のおまじない!
焚き火のまわりを輪になって踊ることもあり、
まるで太陽そのものを再現するような形です。
自然と一体になって祝う、とても素敵な風習ですよね。
ストーンヘンジも「太陽と輪の神秘」
さらにイギリスのストーンヘンジでは、
夏至の日に太陽が石の中心から昇る瞬間を見ようと
たくさんの人が集まります。
そして、やはりここでも「輪」が重要なモチーフ。
巨大な石たちが円形に配置されていて、
太陽との位置関係が計算され尽くしています。
- 古代人が、自然のリズムと深くつながっていた証
- 「太陽が最も力を持つ日」を祝福していたんですね
人々はそこで踊ったり、音楽を奏でたり、祈ったりして、
太陽の力と調和することを願っていたのでしょう。
螺旋(らせん)と輪──それは宇宙のかたち?
ここまで読んで、
「ん?どの国も回転するとか輪っかって多くない?」
って思いませんか?
実はそれ、偶然じゃないかもしれません。
- 宇宙の銀河は螺旋(らせん)状に回っていて
- 私たちのDNAも二重らせん
- 水も空気も、自然界のエネルギーはスパイラル(渦巻き)
つまり、回転すること、輪になることは、
宇宙の動きそのものなんです。
古代の人たちは、
これを「感覚」でわかっていたんじゃないか──
そんな気がしませんか?
だから、何千年も残ってきた
茅の輪、焚き火の輪、石の輪──。
形や文化は違っても、「輪と回転」が残ってきたのは、
私たちが自然と調和するための知恵だったからかもしれません。
たんに「伝統だから」じゃなくて、
ちゃんと意味があるから、今も残っている。
そしてきっと、
それを「思い出す」人がこれからもっと増えていく気がします。
🌞 この夏至、あなたも「輪」と「回転」で自分を整えてみませんか?
神社の茅の輪でも、焚き火を囲むでも、ぐるぐる回って踊ってみるでもOK!
それだけで、心も身体も不思議とスッキリしますよ。
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