はじめに
私たちが日々口にする
「無添加食品」や「成分無調整」
といった食品表示。
果たして、それらは本当に“無添加”なのでしょうか?
今回は、医師・吉野敏明氏の
2024年10月24日の
YouTubeライブ配信内容をもとに、
「キャリーオーバー制度」によって
行われている食品偽装の実態と、
日本が避けて通れない
戦後の構造的問題を明らかにします。
キャリーオーバーとは?食品表示の“抜け道”
まず初めに、
「キャリーオーバー」
という言葉をご存知でしょうか?
キャリーオーバーとは
食品の原材料の製造や加工過程で
使われた食品添加物が、
最終製品には微量しか残らず、
効果を発揮しないと見なされる場合、
その添加物の表示義務が免除される制度です。
この制度により、「無添加」
と表記されている加工食品でも、
実際には原材料の段階で
大量の添加物が使用されている
可能性があるのです。
【例】相挽きハンバーグのトリック
- 牛肉と豚肉、それぞれに
法律ギリギリの添加物が使われている。 - それらを混ぜて
「合挽き肉」とし、
ハンバーグを製造。 - 最終製品である「ハンバーグ」には、
添加物の表示義務がなくなる。
その結果、
消費者は「無添加ハンバーグ」
と書かれた商品を手に取るわけですが、
実際には見えない添加物が
たっぷり入っているのです。
成分無調整豆乳の“保存期間の謎”
「成分無調整」と表記された
豆乳にも、疑問が残ります。
通常、豆乳は大豆を茹でて絞るだけ。
滅菌されていない状態であれば、
数日で傷むはずです。
にもかかわらず、
スーパーに並ぶ市販豆乳は
数ヶ月も賞味期限がある。
その秘密は、
食品添加物に分類されない
化学物質や加工助剤、
あるいはキャリーオーバーで
認可された処理によって、
保存期間が延ばされているためです。
小麦が引き起こす“見えない免疫障害”
吉野氏が繰り返し指摘している
「四毒」のひとつが
**小麦(グルテン)**です。
グルテンを摂取することで、
腫瘍壊死因子(TNF-α)が
本来のがん細胞への攻撃をやめてしまい、
免疫機能が誤作動を起こすと言われています。
【免疫の誤作動による病気】
- アトピー性皮膚炎 → 皮膚を誤って攻撃
- 花粉症・アレルギー性鼻炎 → 鼻粘膜を攻撃
- クローン病・潰瘍性大腸炎 → 腸粘膜を攻撃
- リウマチ → 関節軟骨を攻撃
- パーキンソン病 → 神経を攻撃
- 線維筋痛症 → 筋肉を攻撃
そしてこれらは、
小麦アレルギーではなく
**「グルテン不耐症」**によって
引き起こされるとされます。
日本人はなぜ小麦を食べ続けるのか?
それは戦後日本が、
ある国際条約に縛られているからです。
BL480条(PL480)・MSA条約とは?
これらはアメリカとの戦後条約であり、
日本がアメリカ産の農産物―
―特に小麦・油脂・乳製品を**
「毎年一定量以上」買うことを
義務付けられている**条約です。
- 年間18万トン以上の
アメリカ産小麦を
日本は買い続けなければならない - 牛乳を国内で生産する代わりに、
飼料用トウモロコシ粉を
アメリカから輸入し続ける必要がある
つまり、私たちが無意識に摂取している
「パン」「麺類」
「スナック菓子」「乳製品」は、
単なる食文化ではなく、
**国際政治に根差した“義務的消費”**なのです。
横田空域と日米地位協定が示す構造的支配
食品だけではありません。
日本は空ですら
自由に使えない状態が続いています。
- 横田空域:
東京都の広大な空が
アメリカ軍の管理下に置かれており、
日本の飛行機はそこを通過できません。 - そのため、羽田〜大阪間でさえ、
飛行ルートは大きく迂回しています。
日米地位協定により、
米軍関係者が日本国内で重大犯罪を犯しても、
日本の警察では手出しができない現状もあります。
つまり、**“見えない支配”**は
私たちの空、土地、
食品、健康にまで及んでいるのです。
まとめ:私たちにできることは?
私たちが「無添加」や「健康食品」
を選んでいるつもりでも、
制度の抜け穴によって
知らず知らずのうちに
化学物質を摂取させられている。
また、戦後日本が
締結した不平等な条約により、
私たちの食生活は
アメリカの農業政策と利益
に組み込まれている。
今こそ、
以下の問いを自分自身に投げかけてみてください。
- 本当に“無添加”なのか?
- なぜ小麦や乳製品が
当たり前のように溢れているのか? - 誰のために、私たちは食べさせられているのか?
最後に
見えない構造に気づくことが、
真の健康と自由を取り戻す第一歩です。
体の健康、心の健康、
そして魂の健康を守るために、
私たち自身が「選択する力」
を取り戻しましょう。