生理中の過ごし方とアーユルヴェーダの知恵を活かしたセルフケア

アーユルヴェーダ

生理中の過ごし方について、アーユルヴェーダの視点からお話ししたいと思います。
生理中は、女性にとって非常にデリケートな時期です。
無理をして日常生活を続けることで体に負担をかけてしまいがちですが、
この時期をどう過ごすかが、
今後の健康や心身の状態に大きな影響を与えることをご存じでしょうか?

アーユルヴェーダでは、
生理や婦人科系の健康が一つの大きなテーマとして取り上げられており、
実は私たちがどのように過ごすかが、その後の健康にも影響を及ぼします。
生理中の過ごし方を見直すことで、今後の高年期を穏やかに迎えたり、
妊娠しやすい体作りにもつながるのです。

アーユルヴェーダにおける「生理中」の過ごし方

アーユルヴェーダでは、
女性の健康は大きく「小児科」「婦人科」「産婦人科」の3つに分けて考えます。


それぞれの段階で、体調を整える方法やケアの仕方が重要とされています。
特に生理中は、風邪を引いているときのように過ごすことが推奨されています。

風邪を引いた時、無理をせずに体を休めることが最も大切だと感じますよね?
実は、生理中もそれと同じように、
無理をせず体を労わり、優しく接することが重要です

1. 仕事や日常生活をセーブする

生理中に普段通りに過ごすことが、体にどれほど負担をかけるか、
想像してみてください。
風邪を引いている時に無理して仕事をしたり外出したりしないように、
生理中も自分を大切にして、
できるだけ仕事や日常生活のパフォーマンスをセーブすることが大切です。

例えば、テレワークができる環境なら、
リラックスした状態で過ごしながら仕事をこなすことを心がけましょう。
普段通りに動き回ろうとせず、
6割から7割のペースで自分を大切にすることが重要です。

2. 食事の見直し

生理中に食べるものは、体に優しいものを選ぶことがポイントです。
風邪を引いている時に食べるような、軽めで消化の良い食事を意識しましょう。
例えば、温かいお味噌汁、豆腐、納豆、軽く炒めた野菜などが適しています。

また、生理中は体が冷えやすいため、冷たい食べ物や飲み物は控えめにし、
温かいものを摂ることが大切です。
重たい食事や脂っこい食べ物は、体に負担をかけるため避けましょう。

3. 休養とリラックス

生理中は、できるだけ自分に優しくしてあげることが大切です。
風邪を引いている時と同じように、寝ることが最も効果的な治療です。
自宅でリラックスして過ごし、体も心も回復しやすくなります。

また、ストレスが生理痛を悪化させることがあるため、
心身をリラックスさせることを心がけ、
ストレスを減らす活動を積極的に行いましょう。

髪の毛を洗わないというアーユルヴェーダの知恵

アーユルヴェーダでは、生理中に髪の毛を洗わないことが推奨されています。
特に、生理の2日目など、血液の排出が多い時には、
髪の毛を洗うことで体に刺激を与え、
エネルギーの流れが乱れる可能性があるとされています。

実際に、生理中に髪を洗わないことで、
多くの人が生理の症状が穏やかになると感じています。
私自身も、できるだけ2日目までは髪を洗わずに過ごすと、
経血の量が安定し、生理痛も軽く感じるようになりました。

また、髪を洗わずに過ごすことで、
出産の際に進みづらかったお産がスムーズに進むという
アーユルヴェーダの知恵もあります。

髪の毛を洗うと、体内のエネルギーが下に向かうため、
産気づきやすくなる可能性があると言われています。

なぜ髪の毛を洗わないと良いのか?

アーユルヴェーダでは、
私たちの体には「プラーナ(生命エネルギー)」が流れているとされています。
生理中はこのプラーナの流れが非常にデリケートな状態になっており、
特に下半身へのプラーナの流れを大切にすることが強調されています。

髪を洗うことで、頭部から下に向かうエネルギーが強くなると考えられ、
これがプラーナの流れを乱す原因となる可能性があります。

もともと、生理中は浄化の期間で下に向かうエネルギーが強いのですが
髪を洗うことでより下に向かうエネルギーが強化されて、
自然な流れを妨げることになり、生理痛が強くなることがあります。

最後に

生理中の過ごし方は、私たちの健康に直結しています。
無理をせず、体を労り、アーユルヴェーダの知恵を取り入れることで、
日常生活の中でのストレスや生理痛を軽減し、
健やかな体を維持することができます。

もし、生理中にひどい痛みを感じていたり、症状が重いと感じる方は、
ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。
少しの意識の変化で、次回の生理の過ごし方がずいぶん楽になるかもしれません。

それでは、次回も皆さんのお役に立てるような内容をお届けします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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