最近、
どこもかしこも「温活」がブームですね。
冷えは万病のもととも言われ、
体を温めることが健康や美容に良いのは確かです。
でも実は、
アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の考え方では、
むやみにどこでも温めれば
良いというものではありません。
むしろ、温めすぎることで
かえってバランスを崩しやすい場所があり、
そこを必要以上に温めると、
不調が出やすくなることもあるんです。
特に次のような傾向がある人は、
一度見直してみるのもおすすめです。
- 顔がすぐ赤くなる、ほてりやすい
- イライラしがち
- 目が疲れやすい
- ピッタ(火のエネルギー)が強いタイプと診断されたことがある
これらは熱が体内にこもりやすいサインとされていて、
うまく熱を逃がせないまま
秋を迎えると、体調を崩しやすくなったり、
冬には末端冷え性を感じやすくなることもあります。
目次
- 冷やすことは悪いことじゃない
- アーユルヴェーダ的に
「温めを控えたい場所」とおすすめケア- 🧠 頭
- 👀 目
- ❤️ 胸(心臓のまわり)
- 温活は万能じゃない。熱を上手に逃がす工夫を
- 🌿 まとめ:からだの声に耳をすませて
冷やすことは悪いことじゃない
「冷やす=体に悪い」と思っていませんか?
私もずっとそう思っていたのですが、
実はアーユルヴェーダでは
冷やすこと自体が決して悪いことではありません。
むしろ熱がこもっているときには、
適度に冷やしてあげることが大切なんです。
温めるのも冷やすのも、
やり方やタイミングがとても重要。
自分の体調や状態に合わせてケアを選ぶことが、
何よりの養生になると感じています。
アーユルヴェーダ的に「温めを控えたい場所」とおすすめケア
🧠 頭
頭は体の熱を逃がす出口ともいわれます。
ここを温めすぎると、
熱がこもりやすくなり
- 寝つきが悪くなる
- イライラする
- のぼせる
- 白髪や抜け毛が気になる
といったことにつながる場合があるそうです。
おすすめのケア
頭皮を冷たいタオルで軽く拭いたり、
直射日光を避けるために
帽子をかぶって涼しく保つのがおすすめ。
特に夏は熱がこもりやすいので、
ぬるめのシャワーを
頭に軽く流すだけでもスッキリしますよ。
👀 目
目はアーユルヴェーダで
ピッタ(火のエネルギー)の座ともいわれ、
ホットタオルで目を温めるケアが流行っていますが、
人によっては逆に疲れやすく感じることもあるようです。
おすすめのケア
冷たいローズウォーターを含ませたコットンを目に置くと、
目の奥がじんわり冷えて、
余分な熱がすっと引いていく感じがあります。
目が疲れているときや、
ほてりを感じるときにぜひ試してみてください。
❤️ 胸(心臓のまわり)
胸は感情の座ともいわれ、
心臓もある大切な場所。
ここを温めすぎると、
なんとなく気持ちが落ち着かなくなったり、
情緒が不安定になることもあるそうです。
おすすめのケア
ただし頭や目のように、
わざわざ冷やす必要はありません。
胸に手を当てて深く呼吸し、
ゆっくり長く吐くことを意識すると、
気持ちがスーッと整いやすくなります。
温活は万能じゃない。熱を上手に逃がす工夫を
冷えを恐れるあまり、
何でもかんでも温める「温活信者」になってしまうと、
体の熱がうまく逃げられずに秋に体調を崩したり、
冬になって末端の冷えに悩む原因になることも。
特にピッタ(火)のエネルギーが強いタイプの方は、
むやみに温めるよりも、
上手に熱を逃がす・冷ますケアを
心がけてみてください。
冷やすことは決して悪いことではありません。
必要なときに頭や目をそっと冷やしたり、
胸の前で深呼吸して心を静めることも
立派なセルフケアです。
🌿 まとめ:からだの声に耳をすませて
温めるのも冷やすのも、やりすぎずバランスが大切。
大事なのは、あなたのからだが今何を求めているのかを
そっと感じ取ってあげることです。
ぜひアーユルヴェーダの知恵をヒントに、
あなたにぴったりのセルフケアを見つけてみてくださいね🌸
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